WordPressは、不具合修正、セキュリティ強化および仕様変更や機能追加などが行われた新しいバージョンを定期的にリリースします。それ故に、ユーザーは自身が運用するWordPressを常に最新バージョンに更新すべきなのでしょうが、場合によっては更新作業により不具合が生じることがあるので注意が必要です。
目次
バージョンアップの種類
メジャーアップデート
大きな仕様変更や機能追加などを行います。
- 4.6→4.7や3.9→4.0など
- 3~6か月に1度のペース
- 手動更新
マイナーアップデート
不具合修正やセキュリティ強化などを行います。
- 4.7.1→4.7.5など
- 月に1度くらいのペース
- 自動更新(WordPress3.7から)
バージョンアップによる不具合の例
- 画面が真っ白になってしまった・・・
- 管理画面が真っ白になってしまった・・・
- 管理画面にログインできなくなった・・・
- デザインが崩れてしまった・・・
- プラグインが機能しなくなった・・・
バージョンアップによる不具合の原因
- 使用しているテーマが古い
- 使用しているプラグインが古い
- PHPやMySQLなどのバージョンが変更
バージョンアップ前に必ず確認する事
- WordPressが必要とするPHPバージョンと使用しているサーバのPHPバージョンを確認する
- WordPressが必要とするMySQLバージョンと使用しているサーバのMySQLバージョンを確認する
- 現在のサイトが古いテーマやプラグインを使っているかどうかを確認する
バージョンアップ更新作業
- WordPressファイルを全てバックアップする
- データベースをバックアップする
- プラグインを全て停止する
- 更新する
- 停止したプラグインを有効に戻す
バージョンアップによる不具合が生じた場合の対処法
- プラグインを一つ一つ停止してみる
- ダウングレードしてみる
結論として、マイナーアップデートは自動更新で問題ありませんが、メジャーアップデートはすぐに更新するべきではないでしょう。バージョンアップによる不具合とその対処法がネット上に公開されるまで待ってみてもよいかもしれません。また、更新する際は最善の注意を払いましょう。